ワークスペースエージェント
ワークスペースは拡張機能とともにあるファイル領域です。ファイルをドロップするか、何もないところから作るよう依頼すれば、エージェントが直接読み書き・編集できます。
チャット入力で > と打ち、Workspace を選んで開始します。
ワークスペースエージェントはベータです。動作し、ファイルにも慎重ですが、粗いところは残っています。バグレポートは早く直ります。
ファイル添付と何が違うか
チャットに文書を添付すると、モデルはそれを読み、返信に新しい版を書きます。それを手で文書に戻すと、書式は消えます。
ワークスペースエージェントは実ファイルを編集します。スタイル、番号付け、引用、チャート、条件付き書式 — 依頼した部分だけ変え、残りはバイト単位でそのまま残るので、すべて残ります。
それがこの機能のすべてです。
ファイルの入れ方
2 通りあります。
ドラッグ&ドロップ でワークスペースのファイルツリーへ。Word、Excel、PDF、PowerPoint はゼロから作れないので、これが必要です。
依頼する。 テキストとコードなら、何もアップロードする必要はありません。
一式そろった React の todo アプリをゼロから作って。
HTML、コンポーネント、スタイルシート、設定がワークスペースに書かれます。開始ファイルは不要です。
この機能でいちばん多い誤解です。先に何かをアップロードしなければならないと思いがちです。テキストとコード — .md、.txt、.html、.js、.ts、.py、.css、.json、.csv、.srt、その他プレーンなもの — については、エージェントは何もないところから自由に作成・編集します。
形式
ゼロから作成し、自由に編集
すべてのプレーンテキストとコード:.md .txt .html .css .js .ts .jsx .tsx .py .json .csv .yml .sh .srt .vtt — その他テキストなら何でも。
これらではフルに使えます。新規作成、ファイル内の正確な文字列置換、正規表現でのワークスペース横断検索、ディレクトリ全体の再構成。
読み取り、注釈、精密編集
これらは複合バイナリ形式です。既存ファイルのみ — エージェントは作り直さず、中を編集します。
真っさらな Word や Excel をゼロから生成するのは、まだ未対応です。
実際の見え方
文書レビュー
thesis.docxを章ごとに進めて。議論が弱いところにコメントし、本文を書き直すのではなく変更履歴として修正案を入れて。
先にアウトラインを読み、セクション単位で進みます。出てくるのは Word で開いて一件ずつ承認/却下できる文書です — 手で diff する書き直しではなく、指導教員から来るようなレビューです。
書式、引用、番号付けは触られません。
スプレッドシート分析
sales.xlsxを読んで、月次成長率を計算する列と、地域別合計のサマリーシートを追加して。
計算の前にヘッダーを読み、ハードコードの数値ではなく 本物の Excel 数式 を書きます。データが変われば数値も更新されます。
既存データをいじるより列とシートを足し、チャートや条件付き書式は残ります。
「列を足す。データは変えない」がここでの組み込み本能で、正しい選択です。既存セルを変えたいなら、はっきり言ってください。
字幕の翻訳
episode-03.srtを日本語に訳し、言い回しを整えて。
タイムスタンプは不可侵として扱われます。タイムラインは 1 ミリ秒もずれず、同期はそのままです。
PDF の読み取りと注釈
paper.pdfを読み、手法を要約し、主要な主張をハイライトして、それぞれが重要な理由を付箋で説明して。
PDF 本文の書き換えはできません — 欠落機能ではなく形式の制約です。抽出、ハイライト、注釈、ページ操作は動きます。
何もないところから作る
静的ランディングページをゼロから:セマンティック HTML、CSS カスタムプロパティのスタイルシート、モバイル nav 用の小さな JS。フレームワークなし。
作業中にファイルがワークスペースに現れます。あとは会話で続けられます。「nav を sticky に」、「アクセントをティール寄りに」、「ボタンスタイルを別ファイルに抜き出して」。
会話をまたいでノートを残す
このチャットの結論を箇条書きにまとめ、
notes/decisions.mdに保存して。未解決の質問は末尾に。ファイルがあれば上書きせず、今日の日付で追記して。
ワークスペースのファイルは会話をまたぎ、両プラットフォームをまたいで残ります — Gemini から書いたファイルは AI Studio から読めます。進行中プロジェクトの実行ログとして使えます。
ワークスペース
ファイルは名前付きワークスペースに入ります。デフォルトは default です。
会話は使ったワークスペースに結びつき、途中では切り替えられません — 別のものを使うなら新しいチャットを始めてください。長い会話が、下で変わったファイルツリーを半分覚えている、という事態を防ぎます。
操作は Agent タブ → Workspace にあります。作成、改名、クリア、削除、ファイルツリーの閲覧ができます。
5 ファイルあれば機能を正直に試せます — 文書と数枚のノート。本格プロジェクトには足りません。
安全性
変更は実行前にすべて確認されます。承認カードが、何が起きるかを平文で示してから Yes を求めます。
Better Sidebar は文書のバージョン履歴も保持するので、上書きが必ずしも最終ではありません。履歴ファイルは無料のファイル上限に数えません。
ワークスペースに汎用の取り消しはありません。エージェントの 取り消し が戻すのはデータベーステーブルであり、ファイルではありません。テキストファイルならたいていは耐えられます — エージェントが書き戻せます。.docx ではそうではないので、渡せないものは渡す前に自分のコピーを残してください。バージョン履歴は助けになりますが、失えない文書にはブラウザ外のコピーが必要です。
ワークスペースエージェントが見えるのはアクティブなワークスペースだけです。会話も、プロンプトも、パソコン上の他の何も見えません。
現時点の制限
正直な一覧です。
- Word、Excel、PDF、PowerPoint はドラッグインが必要 — ブラウザ拡張がディスクから要求に応じて開く手段がない
- サイドバー内のリッチプレビューなし。テキストとコードは描画され、バイナリ文書はダウンロードして外部で開く
- 新しい複合バイナリファイルはゼロから生成できない
- PDF 本文は書き換え不可、注釈のみ
設計選択というよりブラウザ拡張の制約で、一部は改善されます。
スキル
形式固有の指示を持つ組み込みスキルが 4 つあります。
タスクが必要としたときに自動で読み込まれます。スキルとツール を参照してください。